カヌレに込めた想い
僕が作るカヌレは表面がガリッもちっと、ジューシーなのが特徴です。
最近の流行りは、柔らかめの食感やチョコレート等でデコレーションしたり、小さめが主流です。
対して僕のカヌレはクラッシックなスタイルで、外はガリっと、中はジューシー。しかもひとつが大きい^ ^
本場のカヌレはガリっとした食感なんですよ。
うちのカヌレの特徴は、バターと蜂蜜がふんだんに使用しています!!
当日焼き上げたカヌレは薄い皮がガリっとして中はジュワッと、ラムの風味がはっきり伝わる絶品!!
水分量が多いので次の日にはガリっと感が失われてしまいます( ; ; )
1度でいいから当日焼いたものを食べてください!!
カヌレが苦手な人も好きになるほど、美味しいですよ^ ^
ここまで作り上げるのに試作回数は、100・200回では全然足りません。
毎日毎日焼いては、日々改良のを繰り返してきました。
やっとの事で、本場フランスの人やカヌレ職人からも「美味しいと」と、お墨付きをいただくことができて、自信を持ってお薦めできるようになりました!!
実は、ココだけの話し…催事や百貨店、有名カフェで販売されているカヌレの中には、、GOTO(後藤)のカヌレが使われてる事もあるんですよ。笑
知らず知らずのうちに、私のカヌレを食べてたー何て事もあるかもしれませんね^ ^
実は、カヌレ作りを始めたきっかけは、取引先からの依頼。
最初は「作ったことがない!いけるかな?」ところからのスタート。
カヌレの歴史は古いものの、正解となるレシピが文献で残っていない。
そのため、多くのパティシエは「こうじゃないか」「ああじゃないか」と試行錯誤しながら自身の正解を見つけているんですよね!
(ちょっとした豆知識でした^ ^)
私も最初は98%の失敗率で、ほとんどがロスとなって、お腹に収めてました。(おかげで体重が、、、)
本を参考にしたり、たくさんの人達からアドバイスを受けながら、カヌレ作りにのめり込んでいきました。
焼く数が増えるにつれて改良を重ね、他のお店のカヌレも食べ歩き、自身の方向性を見出すようになりました。
お店では最初はなかなか売れず、毎日のように在庫が残る状況だったのは、今となっては良い思い出!
あるとき1個、2個売れる。また0個になり、またあるときに2個3個売れる。。
カヌレブーム以前から販売していたのですが、どんどん売れるようになってきて、あるときお客さんから…
「ここのカヌレが美味しい!と、噂で聞いてきました!」と、言ってくれるようになったんですよね。
広告をしなかったにもかかわらず、口コミで毎日完売するまでになりました!
これがカヌレGOTOの始まりです。笑
そのカヌレを運営している就労継続支援施設で取り入れるきっかけは、利用者の作業内容を考えた際にカヌレの作って焼く工程が、初めてお菓子に触る人でも安全に取り組めると思ったからなんです!!
カヌレやってる事業所なんて他にはないですから、ひとつの興味のきっかけになったらと思いまして。
もっとお菓子のことを深く知ってほしい、ここをきっかけに他のケーキ屋さんにも訪れてほしい。興味の幅を広げてほしい!
その為に僕は興味を持つきっかけを今後もどんどんと作りたいと思っています。
お菓子作りはとにかく楽しいしいんです。
20年作り続けている私が、今も毎日楽しいと思ってるんですから。
普通飽きますよね。笑
今回は、カヌレについて、ちょっと私の思いを書いてみました。
カヌレひとつで多くの人と繋がるきっかけになりました。
カヌレに感謝ですね。笑笑
お菓子作りを通して、みんなを笑顔に!
カヌレGOTOでした^_^
また、ちょくちょく書きますね。